マンガで解説！「膝のＰＲＰ関節注射」

階段をのぼる女性

膝の痛み「ズキッ」

「痛っ！！」

「はぁ、、また膝が痛くなってきたわ、、イタタタ、、」

「お母さん、また膝が痛いの？大丈夫？」「ええ、ヒアルロン酸を打っても痛みが取れなくなってきたの。」

後日「膝の状態が進行しているので、人工膝関節の手術を検討してみてもいいころかもしれませんね。」「えっ」

「手術は受けたくないな」

「お母さん、他に方法がないのか調べてみよう。」

「何か新しい治療法がないかしら、、」

「あっ！PRP注射っていう治療法があるみたい。」

「自分の血液を使う治療法で、関節の修復を促すんだって。」

「それなら試してみたいわ。」「じゃあ、専門の病院を探してみよう。」

「ここに、いいクリニックがあるみたい。予約を取ろう。」

東京ヴェインクリニックの入口

「まずは、膝の状態を詳しく調べるために、ＭＲＩ検査を行いましょう。」

MRI検査「ドキドキ、、結果はどうなるかしら、、」

「変形性膝関節症ですね。心配はないですよ。」

変形性膝関節症とは。症状：膝関節の軟骨の劣化により、膝に強い痛みを生じます。男女比は、１：４の割合で女性に多くみられ、高齢になるほど起こりやすくなります。「これは加齢による関節軟骨の劣化や、負担の蓄積による軟骨のすりへりが原因です。」

「ここが軟骨で摩耗すると痛みが生じます。」

「自然に軟骨が増えることはなく、徐々に進行し、それにしたがって膝が変形したり、痛みが強くなることがあります。」

「膝の軟骨のすり減りが進行しているのが原因です。そろそろヒアルロン酸注射では厳しいかもしれませんね。」

「どうすれば良いのでしょうか。」

「では、治療法について詳しく説明しますね。」「よろしくお願いします。」

「変形性膝関節症には、進行度に合わせて様々な治療法あります。」軽傷の場合には、消炎鎮痛薬の内服や外用、ヒアルロン酸注射を行います。徐々に進行していき重症になると、手術療法を行う必要があります。ヒアルロン酸注射が効かなくなってきているけど、手術まではちょっと、、という方にその間の治療として、近年、再生医療のＰＲＰ治療という選択肢が増えました。

「最近はヒアルロン酸注射と手術の間の治療としてＰＲＰ治療が注目されています。」

「ＰＲＰ治療って何ですか？」

「では、それについて詳しく説明しますね。」

「ＰＲＰ治療は自分の血液を使って関節の修復を促す再生医療です。」」

「採取した自分の血液から血小板を濃縮して抽出します。血小板には傷ついた組織の修復を助ける成長因子が豊富に含まれています。」

「それを膝に直接注入することで、自身の自然治癒力を促進し、膝の痛みの改善を目指します。」

「自分の体の中にあった血小板を濃縮して膝の中に注入する治療なので、副作用が少なく、治療効果が長持ちするのが特徴です。ただし、新しい治療法なので、保険適用外の自費治療になります。」

「ＰＲＰ治療、良さそうね。」「保険はきかないけど、やってみる価値はあるかもしれないね。」

「ＰＲＰ治療を受けてみたいです。」

「では、治療の準備を進めましょう。」

ＰＲＰ治療当日の流れまずは、採血をします。片足の場合は２０ｍｌ、両足の場合は４０ｍｌ程度採取します。その後、約１時間かけてＰＲＰを作製します。ＰＲＰ注射を行ったら、１５分ほどの休憩をしていただきます。最後に医師との診察を行い、終了となります。

「少し緊張するけど、大丈夫かな。」「まずは、局所麻酔をしますね。」ＰＲＰ注射が行われました。

「はい、これで注入完了です。」

「もう終わり？あっという間だったわ、、」治療が無事に終わりました。

数週間後「膝の痛みが和らいで、歩くのが楽になったわ！」治療後しばらくは膝周囲に腫れぼったい感じや違和感、痛みを感じることがありますが、数日から１週間程度で解消されます。

「お母さん、良かったね！」

「これで安心して旅行にも行けるわね。これからもっと元気に過ごせるわ。」

これからも健康に過ごしましょう！